肥塚水産加工では、設備や機械だけに頼らない“人の目と技”を大切にしながら、選別から加工までを一貫して行っています。
単なる機械処理では見逃されがちな質の差異を、長年の経験と熟練スタッフの技量で見極め、最適なもずくだけを製品として世に送り出しています。また、全社員が「安全・安心な商品を提供する」意識を共有できるよう、品質管理室を設置しています。
原材料の受け入れから最終検査に至るまで、徹底した管理体制で信頼の品質を守り続けています。
肥塚水産加工では、製品の安全性と品質を最優先に考え、以下の検査工程を導入しています。
もずくを一定量取り分け、滅菌された袋に入れます。清潔な水を加えて、もずく全体がよく混ざるように均一にします。


菌の数を調べるための専用シート(培地)を用意します。このシートの上で、菌が育つと目に見えるようになります。
ピペットを使って、少量の検体液を培地の中央に落とします。すべての作業は、手袋を着けた清潔な状態で行います。


専用のスプレッダーで、検体液をシートの上に薄く均一に広げます。このひと手間で、正確な結果が得られます。
気泡が入らないように、上から静かにシートをかぶせて密着させます。この状態で菌を培養する準備が整います。


一定の温度で保温し、菌の増え方を確認します。菌が育つと小さな点(コロニー)が現れ、衛生状態を数値で確認できます。

作業中にこぼれたもずくを、ピンセットで丁寧に除去する方法を指導しています。

製品の中に金属などの異物が混入していないか、専用の機械で丁寧に確認します。

一つひとつの製品の重さを計測し、規格に合っているかを正確にチェックします。
